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「お前は何様だ!」と怒鳴られた就活生

「お前は何様だ!」と怒鳴られた就活生
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1164426&media_id=90

mixiニュースからです。

一通り読みましたが、なんとも内容の浅いコラムですね…。

セミナーの時点では学生と管理職の方は赤の他人。
赤の他人に怒鳴ってるんですから、社会人として失格です。

さらに、会社の代表として出席してるんですから、このような行為をする会社となれば、会社としても大問題です。

もっといえば、大勢の前で叱るというのは、大昔のマネージメント方法なので管理職としても失格です。

このようにマネージメントがわからないマネージャーなら部下が気の毒でなりません。

なのになぜ、この管理職の肩を持つような書き方をするのか甚だ疑問です。

他にもおかしな部分がたくさんありますので抜粋します。

> リクルートで「リクナビ」「ケイコとマナブ」「就職ジャーナル」を歴任し、現在は人材育成コンサルタントとして活躍する前川孝雄氏。とある就職セミナーに講師として招かれた時に、貴重な経験をしたといいます。
 
こういう経歴で説得力を増すようにしているんでしょうが、経験があれば良いというものではありません。

経験=実力ではありません。

このコラムを読めば、いくら経験があっても本質を見ることができないということを証明しています。

> 実に大学生らしく、毎日のように同じ意見を聞いている前川氏は微笑ましく感じていたのですが、隣に座っていたある企業の40代管理職の方は違ったようです。
 
 突如、烈火のごとく怒って「お前は何様だ!  そんなにやりたいことがあるんだったら、就職なんてしなくていい。ひとりで会社でも作りなさい!」と、その学生を怒鳴りつけたのです。会場はシーン。叱られた学生は見るからにショボンとしてしまい、会場には何ともいえない空気が漂いました。

最初に書いた通りです。

>  答えはシンプルです。管理職の方は続けてこういったそうです。「あいつみたいな奴が部下なら、徹底的に鍛えたいな」。実は噛みついてきた彼の尖っている部分を評価していたのです。骨があると思ったのでしょう。ですが、ストレートに褒めるのではなく、一度叱ってみせたのです。

これが悪いお手本だとわからないのは、今まで転職会社でしか経験がないので企業寄りの考えになってしまったのでしょう。

むしろ、今までの経験による弊害でしかありません。

> それは、本当にやりたいことができるのが、社会人として20年くらい経って、人と組織をちゃんと動かせるようになってからだということを、自身の経験から知っているからなのです。学生に人気のある大企業なら、なおさらそうでしょう。

「本当にやりたいこと」の定義が、学生が言った「自分のやりたいこと」とは違っています。

公務員になったら、いくらそこでがんばってもミュージシャンにはなれません。

筆者が言っている「本当にやりたいこと」とは、文章から察すると「社内でできる範囲でのやりたいこと」という意味なのでしょう。 

このようなサラリーマン根性を植え付ける考え方が、自主性や自由な発想を潰し、人材の可能性を潰すことを理解していないようです。

> 本当のことをいうと、社会人の経験の長さは、その人の実力がそのまま反映されるし、「丁稚奉公」には若者が思っている以上に大きな意味があります。これは昭和だろうと平成だろうとあまり関係のないこと。

前述の通り、経験=実力ではありません。

筆者のように経験だけあって実力が伴っていないケースが多々あります。

> ですが、最近の若い人は、自分のやりたいことを今すぐにやらないと意味がない、成長できないと信じ込んでしまっているようです。良くいえば真面目なんですが、悪くいえば視野が狭い。

視野が狭いのは、むしろ筆者の方で、今までの経験した範囲内でしか物事を考えることができないことを自覚していないようです。

> 少し社会人を経験し、もっと軽くこまじめに会社(社会)の仕組みを理解したうえで、そのなかをうまく泳いでいこうと考えてはどうでしょう。そのためにはまず、「会社組織のなかで会社員として働くこと」を正しく理解することが必要なのです。

全ての人間がサラリーマンになればいいという訳ではありません。

ここも筆者の視野が狭いところです。

>『勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい 』
>著者:前川孝雄
>出版社:光文社
>価格:777円

本の宣伝のコラムなのでしょうが、1万円払って勉強会に出た方が、視野が広くなりますし、「経験」だけでは習得できない知識を習得することができて、「実力」も向上します。

本のタイトルの付け方も適切ではないですね。

「上手にサラリーマンとして世渡りする方法」とでもすればいいんじゃないでしょうか。

-コラム全文-

 リクルートで「リクナビ」「ケイコとマナブ」「就職ジャーナル」を歴任し、現在は人材育成コンサルタントとして活躍する前川孝雄氏。とある就職セミナーに講師として招かれた時に、貴重な経験をしたといいます。
 
 前川氏が社会に出て働く意味などを大学生に話していたのですが、最後の質疑応答でひとりの学生が噛みついてきたのです。

 「お話を聞いていると、自分のやりたいことがあっても、それをねじ曲げて会社に合わせろと言っているように聞こえます。僕はやりたいことがあります。どうしてそれをねじ曲げてまで会社に合わせないといけないのですか?  それが就職というものなんですか?」

 実に大学生らしく、毎日のように同じ意見を聞いている前川氏は微笑ましく感じていたのですが、隣に座っていたある企業の40代管理職の方は違ったようです。
 
 突如、烈火のごとく怒って「お前は何様だ!  そんなにやりたいことがあるんだったら、就職なんてしなくていい。ひとりで会社でも作りなさい!」と、その学生を怒鳴りつけたのです。会場はシーン。叱られた学生は見るからにショボンとしてしまい、会場には何ともいえない空気が漂いました。

 しかし、話しはこれで終わりません。セミナーが終わって控室に戻る途中、さきほど怒鳴った管理職の方が、前川氏に「さっきの彼いいね」と言ったのです。

 学生や20代の会社員のみなさんは、この言葉の意味がわかりますか? 

  答えはシンプルです。管理職の方は続けてこういったそうです。「あいつみたいな奴が部下なら、徹底的に鍛えたいな」。実は噛みついてきた彼の尖っている部分を評価していたのです。骨があると思ったのでしょう。ですが、ストレートに褒めるのではなく、一度叱ってみせたのです。

 難しいですよね、大人が何を考えているかって。大人や先輩の社会人はとにかく「自分探し」「自己実現」をあまりよくは思っていないのです。むしろ毛嫌いしている程。
 
 それは、本当にやりたいことができるのが、社会人として20年くらい経って、人と組織をちゃんと動かせるようになってからだということを、自身の経験から知っているからなのです。学生に人気のある大企業なら、なおさらそうでしょう。

 本当のことをいうと、社会人の経験の長さは、その人の実力がそのまま反映されるし、「丁稚奉公」には若者が思っている以上に大きな意味があります。これは昭和だろうと平成だろうとあまり関係のないこと。

 ですが、最近の若い人は、自分のやりたいことを今すぐにやらないと意味がない、成長できないと信じ込んでしまっているようです。良くいえば真面目なんですが、悪くいえば視野が狭い。

 物心ついてから10年くらいの間に決めたこと、もっと言えば、就職活動中の半年から1年の間に自己分析した結果で、自分の人生を決めてしまっていいのでしょうか。皆さんも正直なところ、自分のやりたいことが本物なのか、と常に逡巡しているのではないでしょうか。
 
 少し社会人を経験し、もっと軽くこまじめに会社(社会)の仕組みを理解したうえで、そのなかをうまく泳いでいこうと考えてはどうでしょう。そのためにはまず、「会社組織のなかで会社員として働くこと」を正しく理解することが必要なのです。

『勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい 』
著者:前川孝雄
出版社:光文社
価格:777円

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