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近年のタバコ叩きは異常

禁煙(嫌煙)ブームと言われて久しくなってきましたが、目に余るタバコ叩きの記事・書き込みも多々見かけます。

今日見かけたのはAll Aboutの「その腰痛、タバコのせいかも……喫煙で腰痛が起きる?」という記事です。

理屈的には尤もらしく書いていますが、医学的な証明はされていません。

医学的な証明がされていないことについて、それが原因であるかのように書くのは、フェアではありません。

正直All Aboutは良い記事を配信するサイトだと思っていただけに、このような記事を読んで、非常に残念な気持ちになりました。

その腰痛、タバコのせいかも……喫煙で腰痛が起きる?

All About 1月10日(金)12時30分配信

喫煙による身体への影響、周囲への影響を考えると、喫煙者にとって耳の痛い話はたくさんありますね。喫煙者は呼吸器や循環器、脳の疾患などをひきおこすことが知られています。さらには腰までも痛める危険性があるのです。ここでは、喫煙と腰痛の関係についてお伝えします。

■背骨のクッション椎間板を悪くするニコチン

タバコの煙の中には、有害な化学物質が200種類以上含まれています。代表的なものは、ニコチン、タール、一酸化炭素、ホルムアルデヒド。この中で、腰痛の発症と関わりのあるものは、ニコチンであるという研究データがあります。

背骨の骨と骨の間には、クッションの役割をする「椎間板(ついかんばん)」があります。椎間板自体には血管が無いため、椎間板周囲の毛細血管から栄養を得て、老廃を流しています。

ところが、ニコチンは血管を収縮させる作用があるため、椎間板周囲の毛細血管までも収縮させてしまうのです。その結果、椎間板への栄養補給は不十分なものとなってしまい、椎間板が変性してしまいます。

■つらくて不快な腰痛をおこす椎間板変性

椎間板が変性すると、つらくて不快な腰痛をおこす可能性があります。

椎間板の形状は、バームクーヘン(線維輪といいます)の中心に、水分を多く含んだゼリーを持つような形になっています。喫煙からニコチンを摂取すること により、この線維輪が裂けて外側が損傷してしまうと、線維輪の外側にある痛みの受容器が刺激を受け、腰の痛みを感じるのです。

また、椎間板のクッション機能も失われてしまいます。椎間板は、70~90%が水分であるためクッション性に優れているのですが、変性すると、この水分 が抜けてしまい、スカスカな状態になります。クッションの役割が衰えるため、「腰椎(ようつい)」の関節への負荷が増加し、関節周囲が炎症を起こすことも あります。関節への負荷がかかり続けると、腰椎の骨が増殖し、増殖した場所によっては神経へ悪影響を与えるかもしれません。

■タバコと椎間板コラーゲンの老化

椎間板は、コラーゲンでつくられます。このコラーゲンは、ビタミンCにより産生が促進されます。しかし、喫煙を続けることで、慢性的なビタミンC不足が生じてしまいます。

1日にタバコを1箱(20本)吸った場合、0.5グラムのビタミンCが失われてしまいます。ということは、タバコ1本では、約25ミリグラムのビタミン Cが失われます。椎間板は非喫煙者でも、加齢と共にクッション性が失われていきます。ですから、喫煙者はビタミンCを失うことで、さらに椎間板の老化を早 めることになるのです。

喫煙は、肌の老化も早めると言われますが、こちらもニコチンが毛細血管を収縮させてしまうためです。血液から運ばれる酸素の量も減り、血行不良になりま す。タバコを吸い始めて「最近、肌にツヤがなくなってきた」と感じたら、目に見えない部分、腰の椎間板の老化も進んでいるかもしれないということを思い出 してください。

1日に20本程度タバコを吸う喫煙者は、非喫煙者よりも1.29倍も腰痛になる危険性があるといわれています。また、若い人であれば、禁煙により壊れか けの椎間板が修復される可能性もあるとされています。いずれにしても、腰痛を予防する、悪化をさせないためには禁煙が課題となりそうですね。

文・檜垣 暁子(All About タバコ・禁煙)

ちなみにストレスも、血管を収縮させ、ビタミンCを奪うと言われていますので、タバコの部分をそのままストレスに置き換えることもできるんですけどね…。

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